タヒボNFDの原木
アマゾン流域は植物の宝庫
タヒボとは、古代先住民の古語で“神の恵み”や“神の光”を意味し、先住民たちがこの樹木の恩恵に感謝しタヒボと呼んだとの言い伝えがあります。
「タヒボNFD」の原木、タベブイア・アベラネダエ
「タヒボNFD」の原木は、高さ30m、幹は直径1.5mに達するものもありますが、普通は直径50cm内外で直立しています。「タヒボNFD」の原木が自生する南米ブラジル・アマゾン川流域は、赤道直下の熱帯雨林であり、高温多湿の気候です。乾季には乾いた土地であっても雨季になると水に浸かり、地表からなんと10mほどの水位になるところもあるほど。
このような過酷な自然環境で育つタヒボは、雨季には木の幹が水没するためか、その木質部は堅牢で大変重く、水にも浮きません。
また、根は深く張り、激しい嵐にも倒れることがありません。私たちが知る温帯地域の日本に生育する樹木とは、生命力の強さが全く違うのです。
タヒボと類似植物
タヒボはノウゼンカズラ科タベブイア属の植物で、この種類の植物はブラジルではイペー・イッペ・イッピ・ウーバなどと呼ばれています。南米地域ではポピュラーな樹木で南北アメリカ大陸では100種類以上、アマゾン川流域でも30種類以上確認されています。白、黄、橙、ピンク、紅、紫など様々な色の花をつけますが、総じて白、黄、紫色の三種に大別され、黄色の花はブラジルの国花として親しまれています。白い花を咲かせるものはイペー・ブランコ、黄色のものはイペー・アマレーロ、紫色はイペー・ロショと呼ばれています。紫色に区分される樹木は50種類以上と最も多く、また生育地域によって含まれる成分の特性も異なっています。
アベラネダエ種(タベブイア・アベラネダエ)は、赤紫色の花を咲かすイペー・ロショの一種と言えますが、アベラネダエ種の中でも樹齢30年以上でアマゾン川流域の特定地域に自生するもを原料にしているものが「タヒボNFD」です。